衛星放送で2020年東京オリンピックの多くの中継を4K・8Kで予定しています。
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<4K・8Kって何?>
画面の水平方向(横)の解像度(ピクセル)を示しています。

現在のデジタル放送(フルハイビジョン)は1,080(垂直)×1,920(横)で約200万画素です。
水平方向(横)の1,920(約2,000画素)から「2K」と呼ばれています。
テレビの実用サイズとして32インチと言われています。

これが「4K」になると、ウルトラハイビジョンになり2,160×3,840で約800万画素で2Kに比べて4倍の解像度となります。
テレビの実用サイズは50インチとなります。

そして「8K」になると、スーパーハイビジョンになり4,320×7,680で約3,300万画素で4Kに比べて4倍、2Kの16倍の解像度となります。
テレビの実用サイズは100インチになります。

4K・8Kになると大画面でも高画質となり、臨場感溢れる映像を楽しむことができます!



<いつから放送開始するの?>
「4K・8Kロードマップに関するフォローアップ会合(第6回会合)」
総務省主導で2015年7月23日に開催された会合でのロードマップ

[2015年] 
BS(右旋) 4K・8K 実験放送(準備)
124/128°CS 4K実用放送

[2016年]
BS(右旋) 4K・8K 試験放送

[2017年]
110°CS(左旋) 4K 試験放送

[2018年]
BS(右旋) 4K 実用放送
BS(左旋) 4K・8K 実用放送
110°CS(左旋) 4K 実用放送

[2020年 <目指す姿>]
東京オリンピックの多くの中継が4K・8Kで放送予定。
4K・8K放送が普及し多くの視聴者が市販のテレビで4K・8K放送を楽しんでいる。

[2025年頃<イメージ>]
4K・8K実用放送のための伝送路として位置付けられたBS左旋と110°CS左旋において多様な実用放送を実現。
右旋と同程度に左旋の受信環境を整備。

・地上波については適切な機会をとらえて、都市部の地上波における伝送実験等を検討。



<右旋や左旋って何?>
現在放送されているBS・110°CSでは「右旋円偏波」と呼ばれる電波を受信しています。
衛星から右回りにくるくる回っている電波です。
くるくる回っている電波を受信するのでBS・110°CSアンテナは丸くなっています。

2018年以降に登場する新しい4K・8K放送は「左旋円偏波」で新たな周波数帯を使用します。


<4K・8K放送を見るには?>
4K・8K放送は左旋円偏波を使用するので受信するにはあらたにBS・110°CSアンテナ(左旋対応)が必要になります。
また周波数が現在は2071MHzまでですが、4K・8K放送では3224MHzとなるため伝送機器(ブースター、分配器、テレビ端子等)が対応品に交換が必要になります。

4K8Kを受信するアンテナ

既にBS放送をご覧になっている方が、新たに4K・8K放送を受信する際に必要な機器
4K8Kを受信するには
4K・8K放送を見るには、テレビを対応品に変えたりだけでなくアンテナや伝送機器の交換も必要になります。
ご注意ください!!

<関連情報>
新築住宅の電気配線。~テレビ配線編~


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