防犯とは「犯罪を未然に防止すること」です。
防犯1
犯罪に遭わない為には2つの考え方があります。
・原因論(犯罪そのものを無くすこと)
警察による取り締まりを強化したり、犯罪者を生み出さないように青少年の健全育成を推進する。犯罪者をつくらない社会づくり向けた取り組みのこと。
・機会論(犯罪をさせないこと)
被害対象や犯行場所に着目して、防犯意識の浸透や犯罪の起こりにくい環境づくり進めること。

一般住宅における防犯は、機会論の視点に立って考えます。



住宅で最も注意が必要な犯罪は「侵入犯罪」です。
侵入犯罪とは住宅に侵入して行われる犯罪で、凶器等を示し家の人を脅して金品を強奪する
「侵入強盗」と、金品を盗む「侵入窃盗」及び「住居侵入」をいいます。


 <侵入窃盗とは> 
侵入窃盗とは次の3つ手口をいいます。
1.空き巣
家の人が不在の時に住宅内に侵入し、金品を盗むこと。
2.忍び込み
夜間家の人が就寝した後住宅内に侵入し、金品を盗むこと。
3.居空き
家の人が昼寝や食事をしている隙に住宅内に侵入し、金品を盗むこと。

侵入者と鉢合わせになり強盗に変身することもあり危険です。

 <侵入窃盗の数と手口> 
防犯4
侵入窃盗の認知件数は平成15年以降減少して平成26年には93,566件でした。
しかし、1日あたり約132件の住宅で侵入窃盗が発生していて、未だに多くの住宅で被害に遭っています。


防犯5
侵入窃盗の手口では、空き巣が約4割を占めます。

防犯6
侵入手段は無締り(カギがかかっていない)が一番多いです。

どんなに防犯対策をしても、カギがかかっていないと意味がありません。
日頃から施錠することを習慣にしてください。

防犯7
侵入口は窓からと表出入口(玄関)が非常に多いです。
玄関や窓の防犯性能を高めることが必要です。


主な侵入手口は
・ピッキング
ピックと呼ばれる金属製の特殊工具でどあのカギを開けます。
・サムターン回し
玄関ドアの外側からドリルで穴を空けるなどして、サムターン(ドアの内側にあるドアロック用のつまみ)を強引に回してカギを開けます。
・カム送り解錠
特殊工具を用いて錠シリンダーを迂回して直接錠ケース内部に働きかけてデッドボルトを作動させ解錠させます。「バイパス解錠」ともいいます。
・ドアのこじ破り
ドアと壁の間にバールなどの工具を押し込み、破壊して侵入する手口です。
・ガラス破り
窓ガラスを破壊し、そこから手を入れてカギを開けて侵入する手口です。

防犯対策では侵入されて盗難に遭ったり危害が加えられたりすることを未然に防ぐことが求められます。
そのためには効果的なセキュリティ方法を効率的に実行することで侵入させないようにします。



 <防犯対策は?> 
一般住宅における防犯対策としてまず侵入者の傾向を知ることです。

侵入者は下見を行うケースが多いといわれています。
下見の内容として
・留守かどうか(留守の時間帯など)
・侵入しやすい家かどうか
・逃げやすい家かどうか

留守かどうかを確認するためにインターホンを鳴らしてみるといったことも行っています。

侵入者の嫌う住宅には以下のような事があります。
・近所の人に見られる
・犬がいて吠える
・機械警備システムがある
・防犯カメラがある
・ドアや窓に補助錠がついている
・窓に頑丈な格子が付いている
・防犯ガラスがついている
・警察のパトロールが頻繁にある
・家の中に侵入するのに5分以上かかる

この中で家の中に侵入するのに5分以上かかると侵入者の7割があきらめ、10分以上かかると
ほとんどがあきらめるといいます。

以上のことから、家の中への侵入を防ぐための3つのポイントは、
①敷地に入ることをあきらめさせる。
侵入者に対する侵入拒否の意思表示など侵入しにくい環境をつくる。

②敷地に入ったことを発見される。
周囲からの見通しの確保や、センサ・カメラ等による多くの「目」が届く環境をつくる。

③容易に家に侵入できない。

柵やシャッターで侵入経路を遮断したり、扉や窓・鍵を強化し被害を物理的に防ぐ環境をつくる。侵入に10分以上の時間をかけさせる。

犯罪はいつ、誰の身に起きてもおかしくありません。
日々の生活を安全に過ごすためにも防犯意識を高めて、自分の身は自分で守ることを心掛けてください。

<関連情報>
住宅の防犯対策。~敷地に侵入されない防犯対策~
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