住宅一戸建てのリフォームを考えたとき、リフォーム希望者の実に60%の人が「お風呂の設備の交換」を検討しています。

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お風呂をリフォームする際最も多いのがユニットバスへの交換です。タイル貼りの在来浴室からユニットバスへの交換や、ユニットバスからユニットバスへの交換などが多いです。



現在のユニットバスは10~20年前の在来式やユニットバスに比べて大きく4つの点で進化しています。
ユニットバス

1.お風呂全体が温かい
タイル貼りのお風呂や昔のユニットバスは、冬場は入った時全体が冷えていてとても寒いです。
最新のユニットバスは床や壁・天井に断熱がしてあります。床には更に入った瞬間に冷たさを感じないように各メーカーが趣向を凝らしています。中には床暖房がついたユニットバスもあります。

ユニットバス床暖房

2.掃除がしやすい

タイル貼りのお風呂はタイルとタイルの間の目地と呼ばれる部分にカビが発生したり、浴槽の水垢がなかなか取れなかったりしました。昔のユニットバスでも水垢や排水口の掃除が大変で時間も掛かっていました。
最新のユニットバスは浴槽にはっ水成分を配合した素材を使用して水垢が付きにくくしてあり、付いても簡単に落ちるように工夫してあります。排水口はフッ素コーティングされていて汚れがはじくようになっていて、簡単に掃除が出来るようになっています。
また浴室換気乾燥機を設置することで、入浴後に浴室内を乾燥させて水垢やカビの発生を抑えます。

ユニットバス浴室乾燥

3.使いやすさが進化

従来の水栓は蛇口のハンドルを廻したりレバーで操作していましたが、タッチするだけお湯が出るものがあります。またカウンターの高さを好みの高さに変えれるものや、シャンプーやボディソープなどを収納する棚も使いやすい位置にあります。お風呂は濡れているのでとても滑りやすいので、さりげなく持ちやすい位置に手すりがあるものもあります。
ユニットバス収納

4.節電・節水性能の向上
照明はLEDを使用して消費電力を抑えています。
水栓などは省エネ法に対応した節水性能が向上したものを各メーカーが用意しています。
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<お風呂の電気配線>
在来型からユニットバスやユニットバスからユニットバスに交換の場合、電気配線は既存を使用・延長することで再利用ができます。スイッチの位置などはこの際に使いやすい位置に変更することもできます。テレビやスピーカー、ジャグジーなどの設備が追加になる場合は別途配線工事が必要になりますので確認が必要です。
また浴室暖房乾燥機を新たに取り付ける際は、分電盤から専用電源が必要となりますので注意が必要です。専用のリモコンも設置するので、お風呂の照明のスイッチの近辺に取付すると使い勝手がよくなります。電圧も100V・200Vとラインナップがあるので確認してください。


浴室暖房乾燥機1



まとめとして、お風呂のリフォームを計画する際、気を付けておきたいポイントは

1.家族に合わせた安全性
お風呂は1日の疲れを癒してくれたり、子供達とのコミュニケーションをとれたりする安らぎの場所です。しかし、水気があり滑りやすかったり、温度差が大きかったりして住宅内での事故が多い場所でもあります。高齢者や小さなお子様が居る場合は、段差が少ないものや、手すりが付いたものなどを考慮してください。またお風呂の窓は換気の為、ついつい開けっ放しにすることが多いので、防犯の為にも外側に格子を設置したり、防犯ガラスにすることも検討してください。

2.使い勝手に合わせた快適性
入口のドアは折れ戸・ドア・引き戸などから選べるので、間取りに合わせて出入りしやすいものを選んでください。鏡はお風呂内が広く見えるワイドミラーや曇らない機能がついたものなどあります。小物入れなども取りやすい位置にあるかなどもチェックが必要です。カウンターなども高さが選べるものがあるので、座ったり立ったりしやすい高さのものを検討してください。壁の色や浴槽の広さなどカタログだけでは分からないことが多いので、後々に不満にならないように実際にショールームで実物を確認してください。

3.リフォーム後のメンテナンス性
タイル張りの在来工法ではデザインなど自由にできますが、水漏れや腐食が起きやすく、また掃除も大変です。ユニットバスは万が一水漏れが起きた際も、カバーを外してメンテナンススペースが確保されているので修理が簡単です。また天井点検口もあるので電気の漏電などが起こった際も点検が容易になっています。浴槽や壁・天井・床、排水口などは掃除がしやすいようにコーティングされたものや、浴室乾燥機で浴室内を乾燥させてカビなどの発生を抑えてくれるものがあります。

4.節電・節水
家族が多いと照明の使用時間やシャワーを使う量や追いだきをする回数が増えます。照明はLED式にすることで節電になります。保温する能力が高い浴槽や浴室内を選ぶことで追いだきの回数を減らせて節電・節水ができます。また節湯水栓を使用することで節水ができます。シャワーヘッドなど水圧を落とさず節水ができるものがあります。毎日使うものなので節電・節水できる設備をつけることで光熱費の節約につながります。

5.施工業者
リフォーム時に困った事として、「見積が適切かどうか分からなかった」、「費用が当初の見積よりオーバーした」など費用に関わることが大半を占め、次に「工期が予定をオーバーした」、「工事内容が適切かわからなかった」など工事そのものに関わることがあげられています。こうしたことは、ユーザーと施工業者とのコミュニケーション不足から起こります。まずユーザー側から要望をしっかりと伝え、施工業者はその要望にあったプランと見積を提示して、機種の選定理由や施工方法・工期など内容についてしっかりと丁寧に説明をすることが必要です。実際に工事が始まると解体した際隠れていた場所の腐食や水漏れなど予想外の事が起こることもあります。その際も丁寧な説明を行い、ユーザーとしっかりコミュニケーションをとれることがリフォームの成功へとつながります。出来れば複数の施工業者から見積と工事説明を受け、その中から信頼できる施工業者を選ぶことがオススメです。
大きな金額を使用してリフォームを行うので、安心して相談できる施工業者を選ぶことがリフォームの際最も重要なことになります。



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